その先、十念寺。ここには真瀬道三の墓があるんだって。さらに行くと阿弥陀寺だ。
　ここには織田信長と森蘭丸三兄弟の墓がある。行ってみよう。なかなか立派だね。よく管理されている。森蘭丸三兄弟の墓もいいね。
　本能寺の変で亡くなったのになんでここに？
まあよくわからないね。
　この辺りには、どうもいろんな史跡があるらしい。でも、今日の目的は違う。ここで下鴨神社へ戻った。

　そこから若狭街道を走る。下鴨神社から京阪出町柳の前の道、川端通りを走る。
　しばらく行くと左手に創業天正年間、４４０年の歴史を持つ料亭、料理旅館があった。
　若狭街道（現：川端通り）の街道茶屋として創業したのが、天正年間、安土桃山時代。素晴らしいらしいが、今日は時間がない。
　あきらめて、そのまま走り、高野川沿いに八瀬へと向かう。左手に崇道神社」がある。
　ここは以前行ったことがある。崇徳天皇に絡む事件の現場だったのだ。
　延暦４年（７８５）長岡京造宮使であった藤原種継が暗殺された事件の首謀者として逮捕された桓武天皇の実弟である早良親王（崇道天皇）は淡路に流される途中、無実を主張して絶食死した。その後、桓武天皇の近親者の死が続き、都に悪疫が流行したため、早良親王の祟りと噂され、その怨霊を鎮めるために延暦１９年（８００）には崇道天皇と追号を送り、墓を現在の八島陵へ改葬したという。
　境内の山腹には最初の遣隋使だった小野妹子の子、小野毛人の墓もある。
　行ってみたいが、時間が惜しい。
　参道わきの栖賢寺もいいんだ。紅葉の時期は最高だがね。あまりメジャーではないけどね。一度行ってみる価値はあるよ。
　八瀬ケーブルを過ぎ、旧道へ入るところの崖の上に、観世音菩薩がある。ここは、１１５９年、平治の乱に敗れた源義朝が叡山宗徒と戦ったあと、崖から馬もろとも転び落ちたが怪我をせず、これを観音のおかげとして、崖に矢じりで観音菩薩を描いたんだって。
　でも、崖の上で車は不便だ。路上駐車してちょっと行ってみる。ああ、いいね。
　その先には九頭竜大社。なんかけばけばしそうな雰囲気だね。
　その先に猫猫寺があるよ。猫が好きな人にはたまらないだろうね。
　更に走ると七瀬橋のところで若桜街道のバイパスを越える。