8.妖怪探索の道（その他-1) 

稲住神社

≪境内由緒書より≫
稲住神社と魔王尊社は同じ境内にあるだけで関係は無いらしい。梅林寺の北西にある細い路地を入っていくと、安倍晴明を祀った稲住神社があります。昔、農家の人々が稲を積んでいたことから、稲住神社の名前が付いたとされています。

魔王尊社っていうからにはなんか、あるのかな？
よくわからない。

羅城門
ところ南区九條羅城門
当時、南に羅城門、北に朱雀門、南北４ｋ、道幅９０ｍと記されています、台風に3度遭う其の後再現される事なく廃嘘になり、基礎石は郡山城（奈良県）に、また菅原道真が使用したと言われています。

矢取地蔵尊
ところ南区九條羅城門
昔は羅生門をはさんで東西に大きな寺がありました。
今は当時のみで西寺は柱の基礎の石しか残っていません。その理由は矢取地蔵にあります。   

朱雀大路の南端、羅城門。
東寺が残って西寺がなくなった理由。
いまではその姿はなく、「羅城門跡」という石標がわずかにその存在を示している。そしてすぐ目の前を横断陸橋の階段が視線を遮る。そんな中空の橋のたもとに古いお堂がある。矢取地蔵さんのお住まいである。東寺はご存じ、空海の弘法さん、西寺は守敏大師という高僧が受け持ちましたが、ここで１っの事件と言うよりも、天候不順が起こり、時は天長元年夏頃雨が降りません。最初に祈祷したのは守敏。でも雨は降らず十七日間、雨のかわりに降ったのは、守敏のひたいの汗だけでした。いよいよこんどは空海。もし降れば守敏の面目は丸つぶれ。守敏は卑怯にも、雨の源｛龍神｝を封じ込める祈祷ををして対抗しました。しかし空海少しも騒がず、龍神解放の祈祷をすると、龍神は天に登り、天にわかに曇り恵みの雨が降り、農民は大喜び。喜ばないのは、空海に面目をつぶされた守敏です。高僧知識の身でありながら、弓をとつて空海を狙うしまつ。機をうかがい、羅城門の近くを通る空海。うしろから矢を放った。空海に矢が当たっかと思われ時、その時何処ともなく、１人の僧が現れてその僧の肩に矢がブッツリ。！


これが身代わりのお地蔵さん。
見たことないけど、肩に矢傷があるそうです。
これ以降、西寺は人心を失って衰退したのかな？

釜ヶ淵
石川 五右衛門（いしかわ ごえもん、生年不詳
- 文禄3年8月24日（1594年10月8日））は、安土桃山時代の盗賊。文禄3年に捕えられ、京都三条河原で一子と共に煎り殺された。
その五右衛門が釜茹でにされた釜が流れ着いたところだそうです。
ところ　　南区東九条東松ノ木町前川原
東九条の陶化橋の北、鴨川と高瀬川の合流点から三百メートルほど北にいったところである。

平景清爪型観音
ところ東山区清水寺内隋求堂前
爪型観音は清水寺に残された。寺には、景清のものだと言う石に踏み刻まれた足跡がある。
平家最後の侍大将らしい景清の言い伝えだ。

平景清
平家に仕えて戦い、都落ちに従ったため俗に平姓で平景清とも呼ばれているが、藤原秀郷の子孫の伊勢藤原氏（伊藤氏）で、伊藤景清ともいう。通称、上総七郎（上総介忠清の七男であるため）。信濃守（1180年）、兵衛尉。「悪七兵衛」の異名を持つほど勇猛であった。
平安末期における治承・寿永の乱（源平合戦）において活躍した。『平家物語』巻十一「弓流」において、源氏方の美尾屋十郎の錣を素手で引きちぎったという「錣引き」が特に有名である。壇ノ浦の戦いで敗れた後に捕られ、預けられた八田知家の邸で絶食し果てたといわれるが異説もある。

清水寺にこもり、頼朝に復讐しようとして、爪で石を削り観音様を彫ったらしい。観音様が納められている観音様。

いくら覗いても、カメラを突っ込んで写真を撮ってもわからなかった。見えることもあるらしいが。

将門（神田明神）
ところ下京区四条新町西入ル下ル
あまりにも有名な平将門の首がさらされていた場所。
余りにも小さな明神さんである、その場にたどり着くのに大変だった、民家の軒に赤い端切れがぶらさがっていなければ、誰しも見過ごして仕舞う程である。

四条通りの新町と西洞院の間を南に下がって細い路地があつて右側「神田明神」さんがある、民家の玄関壁にうまって居る、狐格子の横にかかったカマボコ板のような板切れに由緒書はすっかり古びて、わずかに墨の跡があり「史跡。神田明神」と読める。

ここにさらされた将門の首が夜な夜な騒ぎ立て、やがて関東に飛んで行ったらしい。
今が改修されて立派になっている。しかし、探すのに苦労した。
今は立派な明神さんだ。 

鍬形地蔵　
ところ　　北区一条通西大路東入ル地蔵院［椿寺］

朝鮮征伐に出かけた加藤清正は、秀吉へのみやげとして、一本の椿を持ち帰った。この椿は一本の木から深紅、薄紅、純白、紅白しばりなど五色を咲せる。赤穂浪士援助した天野屋利兵衛のお墓がある、其処に蕪村の師　早野巴人のお墓もあるではないかまさに隠れた奈良末期からの名勝旧跡。

瓜生石
ところ　　　東山区知恩院山黒門前
知恩院は城のかたちをしている。石段の間が低く、スペースが広いのも人のためでなく馬が登りやすくしてあるのですね。万が一、二条城にことがあったらこのこの知恩院が砦でに、直ちに衣替え出来るようにしてあった。
二条城の地下深くまで？？抜け穴の出口がこの石の下だったと云われているが、知恩院史をひもとくと「むかしこの巨石の下から、ある夜突然、一夜にしてウリのつるが芽を吹き出し、花が咲いた。そのウリの実に”牛頭天王”と書かれてあったため、となりの青蓮院の鎮守、栗田神社へ奉納された」とある。

交差点のど真ん中にある。時々覗くが瓜の生えている形跡なし。

一条戻り橋
「いづくにも　帰るさまのみ　渡ればや　戻り橋とは　人のいふらん」
平安時代の歌人　和泉式部の和歌にありますように、最近、とみに有名な一条戻り橋は平安時代から洛中と洛外を分ける橋として一条堀川に有りました。
平安の昔からここは都の大内裏の鬼門で、つまり鬼が出入りするといわれる不吉な方角にあり、北側は葬送の地になっていました。当時から都人はこの橋のことを死人が蘇り、鬼が出る橋、つまり百鬼夜行の道として気味悪がっていたようで、戻橋は魔界への入口として見られてきました。延喜十八年(９１８年) 文章博士、三善清行 (みよしきよつら) の葬列がこの橋を通ったとき、比叡山の行者だった子の浄蔵が、橋の上で 柩にすがって 泣き悲しみ、神仏に熱誠をこめて祈願したところ、蘇生したことから「戻り橋」となった。

よろい掛けの松
ところ　　左京区黒谷町121 金戒光明寺境内

地に這うかのように見事な松。熊谷直実が出家する際、よろいを枝に掛けたとの言い伝えが・・！！

敦盛を討ったことに対する慙愧の念と領地をめぐる争い世の無常を感じていた直実は出家の方法を知らず模索していた武士道に別れを告げ、仏門に入ることを心に決めた近くにあった松に戦に共にしたよろいを掛け法然との面談を法然の弟子に求めて、いきなり刀を研ぎ始めたため、驚いた弟子が法然に取り次ぐと、直実は「後生」現世の後、来世の一生について、真剣にたずねたという。

出町七不思議
出町柳には出町七不思議があるそうです。いくつかをご紹介します。

蛇の絵馬　【出町妙音弁財天】インド伝来で、川の神として信仰される弁財天。白蛇はそのお使いとされ、出町弁財天の拝殿には蛇を払いた多くの絵馬が…

御本尊を祀る六角堂は、周囲を歳の数だけ回ると願いが叶うそうです。賀茂川を渡ってすぐに左手にある。ここには蛇の額が多数掲げられている。白い六角堂は歳の数だけ回ると願いがかなうそうだが六回まわってやめました。
これじゃ願いがかなう代わりによくないことが起きるのかも。
静かでなかなか風情のある弁天様です。

猿田彦の神石⇒

猿田彦の神石【幸神社】本殿の背後、小さな鳥居に守られて、大きな石が御神体として祀られています。室町時代に作られた狂言「石神」にも出てくる御神石で、緑結びのご利益があります。
出町商店街を抜けると幸神社の石碑がある。

小さな鳥居の中に御神石がありました。縁結びの神様らしい。こんな縁結びの神様はあちこちにあるがどれだけご利益があるのやら。

阿弥陀寺の開祖清玉上人は、本能寺の変の知らせを聞いて駆けつけ、明智勢から信長の遺体を守るため、葬して遺骨を持ち帰ったと伝わります。お寺の墓地には織田信長・信忠親子の墓があります。





信長を守るように森蘭丸三兄弟の墓もあります。
←
近くの本満寺の入り口には山中鹿之助の墓所とある。
山中鹿之助は確か中国地方で死んだと思っていたのでこの方がよっぽど不思議。

猿ケ辻の猿　　【京都御所】
京都御所の鬼門（東北角）にあたる塀はくぼみ、軒下には木彫の猿が祀られています。
これは災い封じのために置かれたものですが、夜な夜な抜け出ては、いたずらをしたため、今では金網が張られ、中に閉じこめられています。どうみても鳩よけの金網みたいだけどね。まあ、そんなことを言っちゃいけないんだろう。

まだいくつかあるけど、悪丸君は行っていない。行く機会があればまたっご紹介しましょう。

またげ石
ところ　　　　右京区梅津フケノ川町30

酒と子授けの神として知られる梅宮神社に、まんまるい石が二つ船形の平らの石の上に乗っている”またげ石”と言われている。平安時代の初め、嵯峨天皇の皇后である橘嘉智子（たちばなのかちこ＝日本最初の禅寺壇林寺を開いたことから檀林皇后と呼ばれる）檀林皇后が社に祈願して子（仁明天皇）を授かった・・・・・・・・・・皇后が”またがはった石”ことが宮中から一般に広がった。
以来、梅宮大社は授子安産守護として、不妊に悩む婦人がこの石をまたぐと妊娠し、また社頭の白砂を腹帯にふりかけると安産する________＿＿＿という言い伝えがひろがった。

崇徳地蔵　ひとくいじぞう
ところ左京区聖護院中町

都の人々は、上皇の霊をなぐさめるため、鴨の河原近く、聖護院の森に「地蔵尊」をたてた。”すとくいん”＿＿＿”ひとくいん”いつのころからか、発音が似ているせいもあろう。崇徳院の呪いのすさまじさもあろう。地蔵尊の呼び名は「人食い地蔵」という恐ろしい名に変わっていき、人々はもっぱら”ひとくい”の名で呼んだ。そしてのち、無病息災の守りとして、恐ろしげな名とは逆に親しまれている。