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朝、いつもより早く出かける。
まずは功山寺だ。
　城下町長府の観光会館駐車場に着く。さあここから歩こう。
壇具川沿いの道を歩き出す。壇具川、変な名前だ。
その昔、神功皇后が新羅出兵のときに、この地に祭壇を築いて祈り、その後、祭壇に用いた道具をこの川に流したことから、その名前がついたという。
ほんまかいな？　新羅出兵自体が史実かどうか怪しいのに？
川沿いの道はいい道だ。よく整備されている。

しばし歩くと、長府藩侍屋敷長屋があった。
なかなか風情がある。しかし、ぽつんと立っているのを見るといかにも移設したという感じ。さらにあるくと右手に赤い門がある。
御影の井戸（菅原道真公ゆかりの井戸）と書いてある。行ってみよう。菅原道真公が太宰府に流される途中、この井戸におのれの顔を映したそうな。小さな祠と井戸があるだけ。
この井戸を覗くと目がつぶれるらしい。