朝見充彦事件簿(12)
木曽路の女

                 

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二日目 安曇野から野麦峠

七時過ぎ、朝食だ。おお、美味そう。こういう場所へ来るといつも食欲が出てくる。
朝からご飯のお代わりだ。いいね、朝からご飯と言うのは。

八時半、朝見はここから野麦峠を目指す。
道はカーナビ任せ。とにかくカーナビに任せて走ろう。
県道か農道かよく分からないような、周囲にはりんご園が広がる道を走っていると、R158に出た。
この道をどんどん行くと上高地だ。
 

九時過ぎ、稲核ダムに出た。ダム湖のそばに駐車してダムを覗く。
何にもない。水位は低い。さらに走ると、九時三十分、道の駅、風穴の里へ着いた。
とにかくここで一休みしよう。
お、スイカを売っている。一切れ100円だ。とりあえず買ってみた。

美味い、冷たくよく冷えたスイカが嬉しい。今年初めてのスイカだ。

美味しかった。
駐車場の脇の草むらに綺麗なチョウがいた。チョウも暑いのか、それとも体調不良なのか、蜜を吸っているのか、じっとしている。

時々羽を広げるけど近づいても逃げない。とにかく写真に撮った。綺麗なチョウだった。いろいろ調べたらカラスアゲハみたいだ。

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