東京から安曇野市へ行く。中央道を走って約三時間だ。
やがて豊科ＩＣを出て、安曇野市に入った。
とりあえずの目的は碌山美術館だ。ツタのからまる赤レンガの建物が北アルプスに映え美しく、安曇野のシンボルにもなっているのだ。館内には、安曇野出身の彫刻家・荻原碌山の作品を多数展示している。「女」「デスペア」「坑夫」などが有名。
若くしてこの世を去った碌山の才能を余すことなく伝えている
朝見は美術には、大して興味はないが、少し彼の気持ちになろう。
いいね、この赤レンガの建物は。周囲から見るだけで十分だ。
十分堪能できる。 

ここから次は穂高神社へ行く。古くから信濃の大社として名高く奥社を上高地の明神池畔に登山者の神として祀られ、里社は日本アルプスの総鎮守として交通安全産業の守神として信仰を集めている。お船会館は古くから伝わるお船祭りの穂高人形飾物 、古文書、宝物などが展示されている。
かなり古い神社だ。
本殿は最近建て直したらしく新しいが、鬱蒼とした森に囲まれいかにも威厳のありそうな佇まいだ。池には鯉が泳ぎ、亀が悠然と日向ぼっこしている。
境内には弓道場や土俵まである。神にささげる相撲なのか。いまの大相撲の野球賭博騒ぎが情けない。
しばし散策した。まだ宿に行くには少し早い。