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 さあ、次は奥州行きの話だ。なんで奥州へ行くことになったんだろう
一説によれば、この頃、牛若丸と呼ばれていた義経は、兄弟との確執から鞍馬山を追われ、金売吉次という商人の屋敷で、彼と落ち合ったそうな。そこが、いまは首途八幡宮いわれてるんだそうな。
母常磐は、今若、乙若、牛若の三人の子を連れ吉野に逃れました。ところが、清盛に母親を質に取られてしまい、母親と子供の命乞いのため清盛の妾の一人となったらしい。
その後、常盤は清盛との間に女の子をもうけた後、さらに一条の大蔵卿 藤原長成に嫁ぎ男子を産んでいるそうな。継父 藤原長成の従兄弟の藤原基成は後白河法皇の重臣で、奥州藤原秀衡の妻に自分の娘を嫁がせておりました。その関係で奥州に行ったらしい。

　さっぱりわからないが、まあ、いいや。牛若丸はここから奥州へ行ったんだ。

　牛若丸（後の源義経）が、金売り吉次をお伴にして、奥州を目指して東海道を下る途中、道中の安全祈願を日向大神宮で済ませ、九条山の坂にさしかかった時、馬で坂を下りてきた平家の武士９人の馬が水溜りの水を蹴り上げ牛若丸にかけてしまった。晴れの門出を汚された牛若丸は、馬上の威圧的な武将達に怒りがおさまらず、９人の武将を瞬く間に斬り殺してしまう。
後に、愚かな行為を悔やんだ牛若丸が、９人の菩提を弔うために９体の石仏を東海道沿いに安置したといわれる。
「義経如来」と彫ってある。
その一つがまだ残っている。
「蹴上」の地名の由来にもなっているんだそうだ。