朝見充彦事件簿(11)
紫式部を追う

                 

 (18)

そこから木の根道を経由、大杉権現を通って奥の院に向かう。
下り坂を歩いていくとやがて僧正ガ谷不動に着く。このあたりで牛若丸が修行したらしい。結構うっそうとした雰囲気のある場所です。
謡曲の舞台でもあります。そばに義経社がある。死んだあと義経の霊を祭ってあるらしい。さらに歩くと奥の院魔王殿にでる。言い伝えによれば650万年前、金星より地球の霊王として天下り、地上の創造と破壊を司る「護法魔王尊」がここに奉安されているという。ほんまかいな? 

ここから貴船へ下る。
やがて鞍馬寺西門から貴船へでる。
 

ここから貴船神社をちょっと覗いて、さあ、帰ろう。叡電の貴船口まで下り道をのんびり歩く。
ここらは避暑地だ。店が並んでいる。せせらぎが気持ちいい。
歩いていると、蛍岩に来た。
へえ、この近くで和泉式部が貴船神社に参詣して恋の成就を祈り、「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る」と有名な歌を詠んだんだって。蛍の名所らしいよ。
 やがて貴船駅に着く。

ここから叡電で出町柳へ行く。ちょっと下車。やあ、以前、鯖街道を歩いた時に来たなあ。
ちょっとだけ下鴨神社を歩く。
鴨川べりで休憩した。

 続く