岡崎へ

岡崎城の歴史は、康正元年（１４５５年）頃に西郷頼嗣（稠頼）によって龍頭山に築城されたことに始まります。その後、徳川家康の祖父にあたる松平清康がこれを本拠とし、城を整備しました。のちに天下統一を果たし江戸幕府を開いた家康は、この岡崎城で生まれました。そのため江戸時代において、岡崎城は神君出生の神聖な城とみなされていたといいます.。
８歳の頃から今川義元の人質となっていた家康は、１９歳のときに独立を果たし、岡崎城を本拠として行動します。元亀元年（１５７９年）、家康は岡崎城を嫡男の信康に譲ると、浜松城を築いて本拠を移したのだ。

　そう、ここは戦国時代を生き抜き、江戸幕府を築いた家康の城なのだ。

蒲郡からＲ２４８を走る。乙川を渡ると右手に岡崎公園。岡崎城がそびえている。いいね、この公園と岡崎城は。市民の憩いの場だよ。少しだけ、散策する。ここで育った家康が江戸時代を築いたんだ。戦国時代から平穏な江戸時代への重要人物だったんだ。
　今になって考えれば、徳川家康は素晴らしい人間だったんだろう。

織田信長と豊臣秀吉のほうが世間的には有名だが、実務上は家康の足元にも及ばなかったんだろう。
　しばし考えをめぐらし、今回最大の目的である桶狭間へと向かう。