遠山郷

 ９：３０ころ出発する。
阿智村役場の横を通ってどんどん走る。
山また山のすごい道だ。狭い道、雨が降る。離合場所が点々とある。なんだいこの道は。小説のなかでひどい道とあったがまさにその通り。とにかく走る。
天龍村を通り、遠山川沿いの道に入る。やっと遠山郷に着いた。

信州遠山郷、ここは鎌倉時代より東美濃地方に勢力を張った遠山氏であったが、惣領家にあたる岩村遠山氏は戦乱のなかで滅亡した。江戸時代には、諸候として苗木遠山氏と旗本の明知遠山氏の二家が存続した。テレビや映画でおなじみの「遠山の金さん」こと遠山左衛門尉景元の出身地だふじ饅頭を売っている殿町茶屋へいく。
傘がないとどうにもならないくらいの雨だ。とにかく茶屋へ飛び込んだ。ここでおばちゃんにお茶と饅頭の接待を受けた。
いいね、いい感じの茶店とおばちゃんだ。饅頭を買い込む。さあ、どうしよう、雨だよ、どうにもならないぜ、これでは。