朝見充彦事件簿(8)
鞆の浦・仙酔島からの風

                 

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 目の前の鉄橋を二両編成の列車が行く。そういえば、ここはSLで有名なんだ。水害から復興してやっとSLが走るようになったのだ。
 すぐ横が弥栄神社だ。お、凄い欅の木がある。朽ち果ててもなお、生命力を保つとは凄いね。
 その先が太鼓谷稲成神社だった。ここが本来の入口なのだ。由緒書きや鳥居をくぐって、少しだけ鳥居のあいだを歩く。これで上からと下からで参道を登ったことになる。
 脇の津和野川では水害復旧工事が進んでいる。ここの水害、凄かったんだろうな。
さあ、もう十六時だ。終わりだ。行きたいところはたくさん残ったがもういいや。一応、津和野も散策したことにしよう。
 ここから岩国までひとっ走り、走ろう。

 約二時間、走りづめに走ってやっと岩国に着いた。
 もう、夕方だ。とにかくビジネスに宿をとり、今日の散策をパソコンにまとめ、ベッドにもぐりこんだ。

 続く