翌日、新幹線で出発した朝見は、新山口のビジネスに宿をとった。
さあ、ここから始まるのだ。
　翌朝、８時過ぎに新山口のホテルをレンタカーで出発した。最初の目的地は湯田温泉にある中原中也記念館だ。
　種田山頭火のユーモア溢れる歌碑もあるのだ。
「ちんぽこも　　おそそも湧いて　　あふれる湯」という歌だ。
　湯田温泉で少し道に迷いながら探す。お、なんだい、今日は休館日だよ。残念！
あきらめて瑠璃光寺へと向かう。
　すぐに到着した。この辺り一帯、瑠璃光寺と毛利家墓所は香山公園になっているのだ。お、目の前に五重塔がそびえている。いいね、池に映る五重塔もいい。１４４２年、大内義弘を偲んで建立した国宝なんだって。大内氏の隆盛を偲ばせるものだ。いいね、よく保存されている。来た甲斐がある。うろうろしていると満月の庭がある。砂を敷き詰めた丸い庭の中央に二匹の兎がちょこんといる。満月に餅つきする兎なのかな。
こういうのも風情があっていいね。

　瑠璃光寺境内へはいる。蓮の咲く参道を登って本堂に行く。
大きなしゃもじが迎えてくれる。
　水掛地蔵や知足の手水鉢、一畑薬師などがある。
　脇の公園に行く。ここには毛利家墓所があるのだ。
　公園の入口に、「この木、なんの木、木になる木です」と看板があった。