ここからはおかげ横丁へ行くのだ。

　擬装で問題になった有名な赤福の本店前を通る。両側には江戸末期から明治初期の風情をテーマにした建物が並んでいる。赤福だ、赤福ぜんざいがおいしそう。赤福を買う客が多い。
でも長蛇の列。あきらめて歩くことにした。
　周囲は名物を売る店だ。しかし、人が多い。平日でこれだけなら、休日はどんなにか人出が多いことだろう。どんどん歩いていると賑やかな通りは終わり、イセエビの鬼瓦がある寺院に出た。金のシャチならぬイセエビだ。
　ここから引き返す。けっこうお腹が減った。横丁に入るといろんな店がある。宝くじを売っている。よくあたるのか？長蛇の列だ。
　とりあえずなんか食べようと〝豚捨〟の牛丼にした。もう午後一時過ぎだ。さすが、豚捨ての牛丼、某牛丼チェーンの牛丼に比べると１０００円の価値はある。有名なコロッケとともに食した。
牛がうまい、豚なんか捨てろといった捨吉さんの心意気がわかる。

もう一つの名物？　は伊勢うどんだ。一体どんなうどんなんだ。とりあえずここで食べるのはやめて二個入りのみやげ物を買う。
売り子のお嬢さん、伊勢うどんってどうあるの？　ときいたが要領を得ない。まあ、帰ってから食べてみよう。
　赤福本店の前にきた。やっとすいている。さあ、赤福ぜんざいだ、縁台に腰掛けて火鉢の炭火に当たりながら、焼餅入りのぜんざい、５００円だ。おいしかった。なんか、久しぶりにおいしいぜんざいを食べた感じだ。ここで、さあ、帰ろう。
　駐車場へ戻って走りだす。