池の水に塔が映り、すばらしいとしか言いようがない。
これが見られただけで、来た甲斐がある。

　第一回廊に入る。目の前にはレリーフが並ぶ。高さ５ｍ、東西２００ｍ、南北１８０ｍもあるのだ。
東面には｢乳界攪拌｣のレリーフ。今はさわってはいけないとなっていて柵があるが、前は自由にさわることができたみたい。手の届くところは黒光りしている。

　ここはヒンドゥー教の天地創造の神話だ。ガイドさんの説明を聞きながら十字回廊をまわって第二回廊へ。日本人のグループ、韓国人のグループ、西洋人、中国人とけっこう込み合っている。
十字回廊は池だったらしい。
地下水と雨水で四つの池があり沐浴したらしい。このあたりの壁面にはいたるところに女神のレリーフがある。おっぱいのところは黒光りしている。観光客が触っていくためらしい。

　第二回廊に入るところに森本右近太夫の落書きがある。
これも今回の目的の一つだった。よく見ると墨でなにやら書いている。

１６３２年のことらしい。ガイド嬢の話によると森本さんは近くのウドンという町に住んで結構遊んだらしい。