朝見充彦事件簿(7)
白鳥が飛び立つ

                 

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 現地スタッフ、ファービー嬢が迎えに来てくれていた。27歳、小柄のかわいい女性。なかなかしっかりしていて日本語も確かだ。ここで始めて9名が顔をそろえる。  

 おばちゃんばかりだ。男性は一人旅の一人と朝見の二名。女性パワー、中年パワーのすごさを知った。空港から小型バスで約25分、市内へ到着。そのまま夕食へ。今日はクメール料理とのこと。結構おいしかった。
 アンコールビールも美味だった。一本はサービスだ。追加は一ドルという。まだツアー仲間をよく知らないのでサービスだけにとどめる。
 20:30ころカーサ・アンコール・ホテルへ。部屋はまあまあ。ただし、枕もとの照明はつかない。金庫は作動しない。水は少し黄色い。まあ、東南アジアはどこでもこんなものだ。
 ベランダに出ると遠くから稲光がする。あすはアンコール・ワットの朝日を見学なのに大丈夫かなといささか心配になる。

 明日は4:50に出発だ。早々に床に就く。

 続く