朝見充彦事件簿(6)
赤道直下の楽園

                 

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                 一日目の行動

 二月のある日の朝早く、朝見は成田空港にいた。ここから今度のルポが始まるのだ。
ここから参加するのは五人だった。
 添乗員がお互いを紹介してくれた。日本国内から添乗員がつくなんて、けっこう贅沢なツアーだよ。
 玉木夫妻、朝見、そして二人の女性だった。
 玉木夫妻のことは聞いている。二人の女性はけっこう旅慣れているようだ。あまり人の行かないところをうろうろしたいようだった。
 まずここから関西空港へ向かう。

 ここで関西からのツアーと合流した。関空からは五人いる。合計十人だ。
 お互いに紹介し合ってから、マレーシア航空で出発した。
 クアランプールまではけっこう遠い。七時間近いフライトだ。飛行機の中では何にもすることがない。映画を見たり、半分眠って過ごす。
 やっと着いた。

 やあ、この空港はすごいね。広すぎるくらいた。
 ついたのは17時過ぎだ。暑い。日本じゃ寒い二月だぜ。さすが南国だ。暑いの一言だ。 

 ここからとりあえずホテルへ向かう。
 クアラランプールから車で20分くらいのSHAH・ALAMのシェラトンホテルが今日の宿だった。
 この時間じゃなんにもできない。チェックインして、とりあえずホテルで夕食とした。
 明日、十時過ぎにティオマン島に向かうのだ。
 朝見は長時間のフライトで頭がぼーっとしている。
 早めに寝よう。

 続く