朝見充彦事件簿(5)
天城峠の妖精

                 
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 前橋城(まえばしじょう)は、上野国群馬郡、現在の群馬県前橋市にあった日本の城。前橋台地北東縁に築かれた平城で、古くは厩橋城(まやばしじょう)と呼ばれ、また関東七名城の一つに数えられた。
利根川と広瀬川を外堀とする渦郭式の平城。周囲に城下町が発展し、今日の前橋市中心街となった。前橋城は江戸時代には前橋藩の藩庁ともなったが、その一方で、暴れ川として知られ「坂東太郎」の異名を持つ利根川に始終翻弄された。らしい。

 ただし、厩橋城は今は何にもない。前橋城と書いた碑が残っているだけだ。
 まあ、厩橋の件はこのくらいにしよう。
 資料をよく読めばルポが書けるだろう。

 朝見はここから散策に出た。
 近くには前橋ドームがある。ここは競輪場だ。屋内競輪場なのだが会議室等がたくさんあり、イベント会場に変身するのだ。
 朝見には競輪のバンクの中に入るなんて生まれて初めての経験だった。

 覗いてみると、有名歌手の公演が開催されているようだ。
そういえば、若い人たちの人出が多いね。出演者の名前を見ていたら、その中に、桜田美和の名前があった。
 へえ、彼女、こんな公演に出演するほど名が売れているのか! 

 続く