松島の近くまで行ってからが大渋滞。駐車場も一杯だ。散々探し回ってやっと駐車できた。
　松島、いいねえ。さすが、万葉の昔より歌枕として用いられ、みちのくを代表する名勝松島。「宮島」「天橋立」 と並び日本三景の一つなのだ。

　松尾芭蕉が詠んだと伝えられる「松島や ああ松島や 松島や」の句は、実際は、江戸時代後期に相模国（神奈川県）の狂歌師・田原坊が作ったものらしい。やっと停めた駐車場の目の前が雄島だ。赤い欄干の渡月橋を渡ると雄島。
雄島（御島）は、もともと「瑞巌寺の奥の院」と称され、僧たちの修行の地で神聖な場所であった。点在する岩窟には修行僧らが刻んだ卒塔婆や仏像などが多く見られ、霊場としての面影が今も色濃く残っている。赤い欄干の渡月橋を渡ると、岩窟がたくさんある。　中には卒塔婆、仏像、法名などが刻まれ、ひときわ霊気の漂う場所だ。島の中央部の高い場所に雲居禅師（うんごぜんじ）の座禅堂がある。この辺りからの松島湾の眺めは最高だ。松島最高の景色、双子島が絶景だ。舟で巡るよりこっちのほうがいいんじゃないの。
　しばし堪能してから五大堂へ向かう。
遊覧船乗り場のある海岸の遊歩道を歩く。
　なかなかいいね。天橋立よりもいいんじゃないの。無料がいいね。足元から海が見える「すかし橋」を渡って五大堂へいく。松島のシンボルらしい。大同２年（８０７）坂上田村麻呂が東征のとき、毘沙門堂を建立したのがはじまりとか。堂四面の蟇股にはその方位に対して十二支の彫刻を配している。