毎年５月３日に祭礼が行われ、子どもたちが鉦を鳴らして祭り囃子が奉納され、また、子ども囃子を載せた山車が熊川区内を巡行する。山車の巡行は、観光客も含めどなたでも参加ＯＫなんだって。
　さらに歩いていると、陣屋跡もある。資料館も揃っている。
　土産物屋さんとかが連なっている。おなじみの景色だね。　観光客がちらほらいる。確かにこの宿場は散策にもってこいだ。
　一番いいのは街道の脇を流れる水路だ。流れる水がきれいで、心洗われる風景だ。
　さらに行くと松木神社。ここもいいね。お、水路にトンボがいる。道路わきの木の株、なんか意味ありげだね。つつじもいいね。宿場館の裏手の水車がいいね。
　その先で国道と合流する。ああ、ここで熊川宿は終わりだ。
ちょうどいい散策路だね。
　ここから引き返そう。まあ、これで熊川宿は終了した。ここは典型的な宿場町だね。
　一度は散策に来たらいいよ。きっと気に入ることだろう。
　さあ、駐車場へ戻ろう。
　街道を歩いて戻っていると、遠目に、番屋のところの鯖街道の石碑に手を合わせている女が見えた。
あれ、昨日も見た、今朝もみた女だぜ。何なんだろう。気になるなあ。
　駐車場へ戻ると、タクシーに乗りこむ女の姿が目に付いた。
　そうか、彼女も鯖街道を散策しているんだ。きっと、次の宿場で会えるかもね。

　朝見は食事処で空腹を満たし、車に戻った。
　これで、熊川宿の散策は終わった。もう二時前だよ。さあ、次は朽木の宿だ。