背景：投資会社による資産の強奪
　滋賀県、大津市、和邇駅近くの女性、小野由紀が、鳥取の和邇海岸で滑ってけがをした。彼女はどうやら和邇氏、小野氏の末裔らしい。
そして数か月後、朝見は東条湖にいた。以前事件で知り合った四人と会っていた。和邇の事件を記事にした記者から聞いた朝見は興味をもって、大津、小野あたりを散策した。女性を訪ねるが、父親は急死し、遺産はある会社に騙され、一文無しになって東京に行ったらしい。Ｋ商事は社長と顧問弁護士が共謀して、為替運用、仮想通貨の運用、外国株式の運用による資産倍増をうたう会社。
現場:鳥取・和邇海岸、福島・小野町、出雲大社、輪島
　小野由紀は投資会社をさぐる。その時、同じく騙された輪島の男の息子、山田浩二と知り合う。
　投資会社の社長と顧問弁護士は次なる獲物を見つけ、出雲に行く。小野と山田も行く。
社長と弁護士は報酬の分け前で争い、ついに弁護士とその仲間は社長を殺してしまう。
ルポに来ていた朝見が第一発見者だった。東京の盛り場を捜査。社長のよくいったスナックで小野由香を発見。事情聴取。
　そして事件は解決。小野と山田は結婚した。
　因幡の白兎が大国主の嫁さんになった。